私はバラが大好きです。
庭で何本も、無農薬でバラを育てています。
今の家に引っ越してきてから育て始めたので。
まだバラ栽培歴5年の「ほぼ初心者」ですが。
最初は「手入れが大変そう」というイメージがあって。
なかなか手が出せなかったんです。
でも実際に育ててみたら、割と放ったらかしでも満開に咲いてくれますし。
それぞれに違う魅力のバラを、毎日眺めたくて
今では何本もバラを育てています。
バラを育てるのって、難しい?
バラって華やかでいいよね!
育てるのは大変そうなイメージだけど。
丈夫な品種を選べば、そんなに難しくないよ。
バラは花木つまり『木』なので。
地植えであれば、根付いた後は水やりもほぼ必要ありません。
水のあげすぎは、根を弱くさせます。
鉢植えは水のコントロールが難しいので。
初心者は地植えがおすすめです。
地植えできる場所が狭いんだけど…育てられるかしら。
バラの根はまっすぐに育つから、深さがあれば大丈夫だよ。
これは、わが家の駐車場脇に植えてあるバラの根元の写真です。
5cmほどブロック塀の基礎があるので、実質の奥行きは25cmないくらいです。
こんなに狭いスペースですが、元気に育っています。
初心者でも「失敗しない」バラ苗の選び方
「なんだか難しそう」というイメージがあるバラ栽培ですが。
苗木の選び方に気をつけるだけで、初心者でも「失敗なく」育てることができます。
病気に強い品種を選ぶ
バラは品種によって、病気に強いものと弱いものがあります。
病気に強い品種を選べば、たとえ病気にかかっても、枯れずに花を咲かせてくれます。
【新苗】よりも【大苗】
バラの苗木には【新苗】と【大苗】の2種類があります。
- 新苗
秋から冬にかけて接ぎ木した苗を、春まで育てたもの
根も枝も細く「一年生苗」とも呼ばれています - 大苗
接ぎ木をした後、一年間育てたもの
根も枝も太くしっかりしている
「二年生苗」とも呼ばれています
新苗の方が価格が安いのですが。
プロがしっかりと一年間育てた大苗の方が、育てやすいので初心者向きです。
【無農薬でバラ栽培】育てやすい品種
庭で育てているバラの中で、育てやすいと感じた品種を紹介します。
ラベンダー・ドリーム
- 開花:四季咲き~返り咲き
- 花色:紫がかったピンク
- 花径:3cm
- 樹形:半つる性(開帳型)
病気にとても強い品種です。
小花が次々と枝を覆いつくすように咲くので。
とても見ごたえがあります。
あまり剪定しないで低いフェンスに誘引するもよし。
株元近くからも咲くので、強めに剪定して木立ち風にするもよし。
どんな風にでも仕立てられるところが魅力です。
アンジェラ
- 開花:四季咲き~返り咲き
- 花色:濃いめピンク
- 花径:6cm
- 樹形:つる性
一番最初に咲き、ずっとくり返し咲いています。
花が長持ちするので、長期間楽しむことができます。
華やかなピンクは遠目からでも目立ちます。
「どんな風に育てても咲くアンジェラに物足りなくなったら、初心者卒業」
そんな風に言われるほど、育てやすい品種です。
ボレロ
- 開花:四季咲き
- 花色:白~淡いサーモンピンク
- 花径:10cm
- 樹形:木立ち性(半横張り型)
中心がピンクで、外側にいくほど白っぽくなります。
秋はややピンクが強くなります。
あまり背が高くならない品種なので、庭で育てるのにピッタリです。
(ただし大きなトゲがあるので、植える場所に気をつける必要があります)
強めに剪定しても、しっかりと整った樹形で咲いてくれます。
シェエラザード
- 開花:四季咲き
- 花色:紫がかった濃ローズ色
- 花径:8cm
- 樹形:木立ち性(半直立型)
バラ苗専門店『バラの家』店長の木村さん作出のバラです。
オリエンタルな花色が特徴。
日本の気候に合うよう作られた品種なので、育てやすいです。
地植えしてから2年目ですが、成長がゆっくりなので、あまり大きくなりません。
それでもたくさんの花を咲かせてくれて、華やかな景色を作ってくれます。
枝が細めでトゲも少なめなので、狭いスペースで育てるのに向いています。
モッコウバラ
- 開花:一季咲き
- 花色:黄色/白色
- 花径:2cm
- 樹形:つる性
1株でも辺り一面を覆うほどに成長します。
そのため、やや広めのスペースが必要です。
高いところから垂れ下がるように咲かせると、とても見ごたえがあります。
私はこの窓から眺められるように、低めのフェンスにキモッコウバラを誘引してます。
2週間ほどしか見られませんが、バラのシーズンの訪れを告げてくれるこの景色を、毎年とても楽しみにしています。
肥料もいらず、ほぼ手入れなしでも育つ丈夫な品種。
ただし伸びる速度が早いので、枝が暴れないようまとめておくのが大変かも。
常緑で開花期は2週間ほどと短いので。
ほぼ一年中緑です。
バラ栽培 大事なポイント
バラに限らず植物はすべて、根がしっかりと張っていれば、少々のことは持ちこたえられます。
だから最初にしっかりと、元気な根を育てることが重要です。
植えつけする時はいつも、活力剤を使ってます。
剪定
他にも、開花中に枯れた花部分を切り取る【花がら摘み】や、茎部分を長めに切り取る【切り戻し】をすると、次々に花を咲かせてくれます。
冬剪定で1/2~1/3くらいの高さまで切りつめると、株が充実して春にたくさんの花を咲かせてくれます。
肥料
他には、暑さ・寒さによる根の傷み防止も兼ねて、堆肥でマルチングもしています。
夏の暑さにバテて、あまりにも葉を落としているようなら、活力剤や液体肥料をあげます。
おすすめショップ
しっかりと育てられた丈夫な苗を届けてくれるお店を紹介します。
【バラ苗専門店】バラの家
バラ2000種を扱っていて、バラ愛好家で知らない人はいないと言われるほどのショップ。
苗の予約販売もあり、シーズンセール開催中はお得にバラ苗を買うことができます。
『バラの家』の店長が育種家でもある【ロサオリエンティス】では、日本の気候に合う品種を多数生み出しています。
バラの植えつけ方や剪定のやり方などを、専門家が写真つきで解説してくれているページもあります。
参考書籍
バラ栽培に役立つ本を紹介します。
バラ大図鑑
1000種の代表的なバラ品種を、樹形ごとにまとめてあります。
品種ごとに詳細なデータがついているので、買う時の目安にもなります。
ローズレッスン12ヶ月
毎月のバラのお手入れ方法を、写真やイラストつきで解説してくれています。
年間の栽培カレンダーもついているので、この1冊があればバラ栽培は完璧!
このブログでは、小中学生向けの勉強法や教材、時短レシピなどを紹介しています。
よかったら読んでみてくださいね。
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