『小学総合的研究 わかる社会』は、中学生になっても使える参考書です。
- 社会って、暗記科目だからつまらない
- 覚えることが多すぎて大変
そんな風に思っていませんか?
社会が「できる」コツは、「なぜそうなるのか」の流れをつかむことです。
すべての物事には原因があります。
単なる丸暗記ではない、流れをつかむ学習ができる
それは社会科の学習にとどまらず、すべてに応用できる考え方ともなります。
『小学総合的研究 わかる社会』は、「なぜ?」を考えるサポートをしてくれる1冊です。
『小学総合的研究 わかる社会』の内容
- 発行:株式会社旺文社
- 監修:
梅澤真一(筑波大学付属小学校教諭)
二川正浩(東京家政大学家政学部准教授)
上園悦史(東京学芸大学付属竹早中学校教諭) - 全640ページ
- 付属冊子:「なぜ社会を学ぶのか」(保護者用)
『小学総合的研究 わかる社会』は、9つの編に分かれています。
- 身近なくらし
- 国土
- 食料
- 工業
- 情報
- 環境
- 日本の歴史
- 政治・国際
- 巻末資料
1章から8章までは、中学入試対策や内容が理解できているかの確認問題・入試要点チェック・入試問題チャレンジ!のページがあります。
身近なくらし編
身近なくらし編は、7つの章から成っています。
身近なくらし編の内容
- わたしたちのまち
- 働く人々のようす
- くらしのうつりかわり
- 安心してくらすために
- すこやかにくらすために
- かいたくとまちづくり
- 日本の諸地域
身のまわりの常識的なことが中心の内容ですが、紹介されている地図記号・縮尺・等高線は中学でも重要なので。
しっかり理解しておきたいところです。
等高線? 小学校で習ってないよ!
ええ~~?
小6の3学期に総復習を始めたとき、「習ってない」と言い出した単元があったんです。
長女ちょこの学年は、崩壊しているクラスがあると毎年言われていて。
「充分な学習ができている」と言えない年もありました。
それでも、この『小学総合的研究 わかる社会』を読めば理解できるので。
とても助かりました。
国土編
国土編は、3つの章から成っています。
国土編の内容
- 世界の中の日本の国土
- 国土の地形の特色と人々のくらし
- 国土の気候の特色と人々のくらし
中1の社会(地理)で習う範囲の気候区分や雨温図の読み取り・時差・経済水域が入っています。
どれも重要な単元で、確実にマスターしておきたい部分です。
要点がまとまっていてわかりやすく、知識を整理するのに役立ちました。
食料編
食料編は、3つの章から成っています。
食料編の内容
- 農業と人々のくらし
- 水産業と人々のくらし
- これからの食料生産とわたしたち
- 主食であるお米が、どうやって作られているのか
- 産地と気候がどのように関係しているのか
- いつも食べている食料品が、どのようにして手元に届くのか
- 食料品の価格は、どのようにして決まるのか
あたりまえだからこそ、深く考えることがなかなかない。
自分の周りに目を向けてみることの大切さを、学ぶことができます。
工業編
工業編は、3つの章から成っています。
工業編の内容
- さまざまな工業
- 工業生産と工業地域
- 工業生産と貿易
第3章「工業生産と貿易」内の「需要と供給、価格と費用」は、イラスト入りでわかりやすいです。
子どもたちに知っておいてほしい社会に出てから役にたつ知識の一つです。
情報編
情報編は、1章のみとなっています。
情報編の内容
- 情報産業とわたしたちのくらし
IT関連だけでなく、郵政民営化についてや新聞ができるまでなども紹介されています。
環境編
環境編も、1章のみとなっています。
環境編の内容
- わたしたちをとりまく自然環境
日本の自然環境・災害・公害・環境問題についての内容です。
日本の歴史編
日本の歴史編は、6つの章から成っています。
日本の歴史編の内容
- 日本のあけぼの
- 天皇と貴族の政治
- 武士の政治
- 江戸幕府の政治
- 明治からの世の中と日本
- 現代の日本
章のはじめに「この章のながれ」という表があり、おおまかに内容がつかめるようになっています。
主要な部分が簡潔にまとめられているので。
中学校のテスト勉強の時に、学んだ知識を整理するのに役立ちました。
歴史の勉強では重要な「なぜこうなったのか」の解説が入っており、マメ知識も多く紹介されているので。
読むだけで歴史の流れが理解できる内容になっています。
政治・国際編
政治・国際編は、4つの章から成っています。
政治・国際編の内容
- わたしたちの願いを実現する政治
- わたしたちのくらしと日本国憲法
- 日本とつながりの深い国々
- 世界の未来と日本の役割
「公民」としての学習だけではなく、日本で暮らしていく上で必要な知識を、わかりやすく教えてくれます。
巻末資料編
巻末資料編は、4つの章から成っています。
巻末資料編の内容
- 表現活動の方法
- 地理 資料のまとめ
- 歴史 資料のまとめ
- 政治・国際 資料のまとめ
最近は、レポートやスライドを作ることが多いです。
第1章の「表現活動の方法」のレポートや新聞形式でのまとめ方が、わかりやすくて参考になりました。
付属冊子:「なぜ社会を学ぶのか」
付属冊子「なぜ社会を学ぶのか」では、大きく分けて3つの項目が紹介されています。
- 社会科で身につけたい3つの力
- おさえておきたい学習POINT
- おさえておきたい中学受験POINT
社会科で身につけたい3つの力
ここで紹介されている3つの力とは、知る力・わかる力・考える力です。
社会科を学ぶことで身につく力について書かれています。
おさえておきたい学習POINT
小学3・4年生、5年生、6年生のそれぞれで、社会科を学ぶ上でおさえておきたいPOINTが紹介されています。
おさえておきたい中学受験POINT
中学受験勉強に取り組む場合の、『小学総合的研究 わかる社会』の活用方法が紹介されています。
『小学総合的研究 わかる社会』効果は?
『小学総合的研究 わかる社会』は、以下の2点を期待して購入しました。
- 子どもが疑問に思ったことが、すぐに調べられる
- 「なぜ、そうなるのか」の部分を知ってほしい
実際に子どもたちは、なにか疑問があるたびに、『小学総合的研究 わかる社会』で調べています。
意外だったのが、中学生のちょこ。
社会の定期テストで、江戸時代が範囲だった時。
三大改革のあたりの流れが、最初はあやふやだったようです。
そこで要点が簡潔にまとまっている『小学総合的研究 わかる社会』を使って、自分なりにまとめていました。
テスト勉強での「ノートまとめ」は時間のムダだと言われていますが。
自分の弱点を補強するための「ノートまとめ」は役に立ったようでした。
小学校・中学校の社会科の勉強の補強や、中学受験用の学習に。
単なる暗記ではない、本質的な「なぜ、そうなるのか」を知ることができる
この『小学総合的研究 わかる社会』は、おすすめの1冊です。
『小学総合的研究 わかる社会』は、こちらから買えます。
このブログでは、小中学生向けの勉強法や教材、時短レシピなどを紹介しています。
よかったら読んでみてくださいね。
記事を内容別にまとめてます
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