「英語の予習ノート」って聞いて、どんなものを予想しますか?
単語の意味を調べて書くんだろ?
本文の和訳もやってるよ!
中学生になると、新しく習う単語が増えるし、長文も出てくるので。
「意味調べ」と「英文の和訳」を予習でやっておくことは必要です。
でも、それだけだともったいないです。
せっかく予習でノートを作るなら。
後から見返すことのできる【自分だけの参考書】にしてみませんか?
ノートの実例
【自分だけの参考書】をどうやって作るのか。
まずは、私が実際に子どもに教えたノートをお見せしますね。
(三省堂 -NEW CROWN-使用)
中2の最初の内容(Starter)は、教科書に単語の意味が載っていたので。
意味調べはしていません。
これらの予習ノートの作り方について、説明しますね。
【自分だけの参考書】になる英語予習ノートの作り方
予習ノートを作るときに大事なことが、3つあります。
- ノートの書き方に「決まり」をつくる
- 『教科書ガイド』で時短
- ポイントをまとめる
この3つのポイントについて、くわしく説明します。
① ノートの書き方に「決まり」をつくる
書き方がバラバラだと、見返す時にわかりにくいです。
それにノートの書き方に「決まり」を作っておくと、悩むことなく書けます。
はじめにお見せしたノートは、この「決まり」を元に書いてあります。
ノートを分割して、それぞれに書く場所を決めます。
授業の時に書きこむため、余裕をもたせたほうが見やすくなります。
本文は1文ごとに改行しています。
本文の下にスラッシュリーディングで意味をメモ書きしておくと、和訳しやすいです。
スラッシュリーディングの例
Every student has a different schedule .
すべての生徒/もっている/異なる、違う/時間割
文法や気になる部分・覚えておきたいポイントは、余白にどんどん書きこんでいきます。
英単語の意味調べで、単語と意味を左右のページにわけて書くやり方もありますが。
単語と意味が離れていると、わかりにくいので。
ひとまとめにしています。
例題(Speak & Write)や練習問題(Drill)もあらかじめやっておいて、『教科書ガイド』で答えあわせをしておきます。
② 『教科書ガイド』で時短
単語をひとつひとつ辞書で調べると、時間がかかります。
だから単語の意味調べには『教科書ガイド』を使って、載っていない単語だけ辞書で調べます。
『教科書ガイド』には、教科書の例題や練習問題の答えも載っています。
ノートの余白に、気をつけたいポイントを書くのもおすすめです。
③ ポイントをまとめる
『教科書ガイド』には、その単元で学ぶポイントが載っています。
さらに自分なりにポイントをまとめることで、記憶に残りやすくなります。
【自分だけの参考書】で英語の成績をアップさせよう
英語の予習ノートに、授業などで気づいたことを書きこむことで作る【自分だけの参考書】。
この【自分だけの参考書】を作ることで、英語の成績はアップします。
それは
- 教科書の内容を完全に理解できる
- 授業が「復習」になる
- 忘れた時に「見返す」ことで定着する
からです。
教科書の内容を完全に理解できる
教科書は教材としてはとても優秀です。
教科書の内容がしっかりと理解できていれば、テストで良い点数がとれます。
ですが英語は特に、授業で使うことを想定したつくりになっているので。
教科書を読むだけでは、わかりにくい部分が多いです。
『教科書ガイド』は、教科書の内容をわかりやすく解説してくれているので。
読むだけで理解できるように作られています。
授業が「復習」になる
予習で一度、教科書の内容が頭に入っているので。
授業がすでに「復習」になります。
くり返し学習することで、より内容が覚えやすくなります。
授業中に学んだことを書きこむことで、さらにくわしい【自分だけの参考書】が作れます。
忘れた時に「見返す」ことで定着する
一度習って「覚えた」と思った内容も、しばらくすれば忘れてしまいます。
何回もくり返していると、脳が「これは重要な情報だ」と判断します。
その状態までいけば、もう忘れることはありません。
【自分だけの参考書】があれば、見ただけですぐに思い出せます。
学力を上げるためには、くり返し学習して脳に情報を刻み込むことが大事。
この英語予習ノート、時間かかりそうで面倒。
そんな風に思いますか?
でもスキマ時間に少しずつやっておけば、後はワークで確認するだけです。
テスト前にまとめて勉強するよりも、楽に良い点が取れます。
それに一夜漬けで得た知識は、すぐに忘れます。
そんな勉強方法は、時間のムダだと思いませんか?
同じ時間をかけるなら、自分のためになる勉強をしてほしい。
この【自分だけの参考書】になる英語予習ノートの作り方が、その参考になれば嬉しいです。
『教科書ガイド 中学英語』一覧
『教科書ガイド』は、学校で採用している教科書の出版社ごとに内容が違います。
自分の教科書を見ればいいのよね。
このブログでは、小中学生向けの勉強法や教材、時短レシピなどを紹介しています。
よかったら読んでみてくださいね。
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