長女ちょこは今、高校受験勉強の真っ最中です。
受験勉強といえば、過去問演習ですが
我が家がまず選んだのは、『全国高校入試問題正解』の『分野別過去問』でした。
2024年受験用の『分野別過去問』を5教科分(6冊)買いました!
ちょこは中3の夏休みから少しずつ取り組んでいて。
冬休みになった今では、毎日全教科分を解いています。
今回は、実際に使っているからこそわかる
- 『分野別過去問』を選んだ理由
- 『分野別過去問』の内容
- 『分野別過去問』の取り組み例
- 『分野別過去問』の問題点
について、紹介します。
買うかどうか悩んでる方に。
参考になれば、うれしいです。
『全国高校入試問題正解』について
『全国高校入試問題正解』は、2種類あります。
※テキストをクリック(タップ)すると、該当部分に飛びます
どちらも、毎年6月ごろに発売されています。
『分野別過去問』の理科は大人気らしく、すぐに店頭では見かけなくなりました。
『全国高校入試問題正解』
各教科ごとに、47都道府県の公立と一部の国立・私立高校の前年の入試問題が掲載されています。
(2024年受験用であれば、2023年に実施された入試問題を掲載)
「最新の入試問題傾向が知りたい」なら、こちらの方がオススメ。
所要時間も載っているので、時間配分を練習するのに向いています。
『全国高校入試問題正解 分野別過去問』
47都道府県の公立高校の過去3年分の入試問題を、分野別に編集して掲載しています。
(2024年受験用であれば、2020年~2022年に実施された入試問題を掲載)
去年のは、『分野別過去問』には載ってないのね。
前年のを解きたいなら、『全国高校入試問題正解』の方を選ぶべきね。
『分野別過去問』は、習った部分だけ選んで解くことができるので。
苦手な分野を把握しやすいのがメリット。
冊子の厚みは『分野別過去問』の方が少しだけ薄く、扱いやすいと感じました。
ウチは『分野別過去問』を選びました。
どちらを買うかは、直前までかなり悩みました。
ネットでもいろいろ調べてみて、書店で現物を見て。
長女ちょこには『分野別過去問』の方が合っている
そう思ったので、『分野別過去問』5教科分6冊を買うことにしました。
『全国高校入試問題正解 分野別過去問』を選んだ理由
2種類ある『全国高校入試問題正解』のうち、『分野別過去問』を選んだ理由は、以下の4点です。
- 第一志望が公立高校
- 早め(中3夏休み)に取り組みたい
- どこが苦手なのか、具体的に知りたい
- 時間配分は志望校の過去問で練習する
① 第一志望が公立高校
『分野別過去問』に収録されているのは、全国の公立高校の入試問題です。
有名私立や国立の問題は入ってませんが、第一志望は地元公立高校と決めていたので。
過去問演習をするなら、公立高校だけで充分だと考えました。
② 早め(中3夏休み)に取り組みたい
少しでも早くから実際の入試問題を多く解きたかったので。
でも中3の夏休みの段階では、まだ習ってない範囲があります。
(塾に行ってないので、学校の進度に左右されます)
普通の過去問だと、習ってない部分は飛ばすしかないです。
それなら『分野別過去問』の方がわかりやすいかな、って思ったんですよね。
③ どこが苦手なのか、具体的に知りたい
理科の物理がちょっと苦手ー。
物理の? どの分野の何が苦手?
えー? そんなのわかんないよ!
テストで点が取れなくて、なんとなく「苦手だな」と思っていても。
具体的に何が苦手なのかは、案外わかっていないものです。
分野別で問題がまとまっている『全国高校入試問題正解 分野別過去問』を解いて、理解が足りない部分をハッキリさせることを期待しました。
④ 時間配分は志望校の過去問で練習する
『全国高校入試問題正解』の方は、47都道府県の入試問題がそのまま掲載されてるので。
本番さながらに解くことができるのがメリットだと言われています。
時間を計って解くことで、時間配分の練習をするのは大切です。
でもそれは、志望校の過去問でも対応できると考えました。
『全国高校入試問題正解 分野別過去問』の内容
『全国高校入試問題正解 分野別過去問』は、5教科分6冊が販売されています。
(数学のみ2冊に分かれてます)
※テキストをクリック(タップ)すると、くわしい内容に飛びます
購入を悩んでいたとき。
いったいどんな内容なんだろう?
って、すごく気になったんです。
検索したけど、くわしい内容までは分かりませんでした。
同じように感じて悩む人の参考になれば、と思って。
『分野別過去問』の内容と感じたことを紹介します。
国語(現代文・古文・漢文)
『全国高校入試問題正解 分野別過去問(2024年受験用)国語』の目次です。
- 第一章 漢字問題
漢字の読み取り
漢字の書き取り
漢字知識 - 第二章 現代文
読解問題
詩・短歌・俳句 - 第三章 古典(古文・漢文)
古文
漢文 - 第四章 融合文(現代文+古文+漢文)
現古融合文
現漢融合文
古漢融合文 - 第五章 表現・作文
条件作文
課題作文
第一章 漢字問題
漢字の読み取りは473問・書き取りは457問が掲載されています。
中には重複している漢字もありました。
この漢字、また出てきたよ!
そういうのは出題されやすいよ。
よく出てくる漢字は、しっかりと覚えるように言っています。
第二章 現代文
現代文の読解問題は、作家さん36人分(大問53問)が掲載されています。
志望校の過去問も買ったのですが、国語の問題文は「著作権の関係で」と省略されていたりするので。
たくさんの問題が解けるのは助かりました。
第三章 古典(古文・漢文)
古文は15作品(大問44問)、漢文は9作品(大問20問)。
いずれも有名な作品ばかりです。
第四章 融合文(現代文+古文+漢文)
模試でも出題されることの多い融合文問題。
大問25問分が掲載されていました。
ちょこの志望校も、古典の融合問題が必ず出題されているので。
なるべく多くの問題を解いてほしいところ。
第五章 表現・作文
資料を見ての条件作文が14問、課題作文が7問掲載されています。
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数学(数と式・関数・データの活用)
『全国高校入試問題正解 分野別過去問(2024年受験用)数学(数と式~)』の目次です。
- 第1章 数と式
1.整数の性質
2.正負の数の計算
3.文字式の計算
4.式の値
5.平方根の計算
6.平方根の性質
7.文字と式
8.一次方程式
9.連立方程式
10.因数分解
11.二次方程式
12.文章題
13.数の性質を見つける
14.図形と規則性 - 第2章 関数
1.関数を式で表す
2.比例・反比例
3.一次関数
4.関数 y=ax^2
5.グラフを描く
6.関数中心の図形との融合問題
7.そのほかの関数問題 - 第3章 データの活用
1.データのちらばりと代表値
2.標本調査
3.場合の数・確率 - 第4章 思考力活用編
第1章 数と式
第1章の前半(1. 整数の性質 ~ 11. 二次方程式)までは、ひたすら計算問題ばかりが続きます。
全部で377問もあるよ~!
基本の計算ができてないと、数学は先に進めないので。
早めに終わらせておいてほしかった部分です。
後半(12. 文章題 ~ 14. 図形と規則性)になってくると、文章量がとても多く。
1問1問しっかりと考えなくてはいけない問題が続きます。
(大問65問掲載)
第2章 関数
関数の基礎から応用まで。
大問132問掲載されてます。
良問が多く、確実に理解しておきたい分野です。
解答冊子には、【解き方】も載っています。
(一部省略されている部分もある)
第3章 データの活用
データ(大問46問)、標本調査(大問18問)、確率(大問76問)が掲載されています。
箱ひげ図や確率は、志望校の入試問題によく出ている分野なので。
しっかりと演習を積んで確実に得点したいから、この量はありがたいです。
第4章 思考力活用編
資料を読み取って考えさせられる形式の問題が、5問分載っています。
最近、理科や社会でも見られる、身近な話題にからんだ問題形式です。
(かなり長文です)
個人的には、もう少し問題量が欲しいところ。
今後こういう問題が増えそう。
ええ~こんな問題文長いの解きたくない!
ちょこは基本面倒くさがりなので、問題が長文だと読む気なくすらしいです(それはそれで問題)。
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数学(図形)
『全国高校入試問題正解 分野別過去問(2024年受験用)数学(図形)』の目次です。
- 第1章 平面図形
1.作図
2.平行線
3.三角形
4.長方形
5.台形
6.平行四辺形
7.正方形とひし形
8.その他の多角形
9.円
10.図形を折り重ねる問題 - 第2章 空間図形
1.展開図・見取り図・投影図
2.三角柱
3.立方体と直方体
4.三角錐と四角錐
5.円錐と円柱
6.球
7.いろいろな空間図形
8.回転体
9.容器に水を入れる問題 - 第3章 図形の融合問題
1.平面図形上を点が動く問題
2.空間図形上を点が動く問題
3.図形と関数 - 第4章 思考力活用編
第1章 平面図形
図形の種類ごとに問題が掲載されています。
これは実際に解こうとして気がついたことなんですが。
中1後半に平面図形・空間図形を習うので、この章も先に解けると思っていたんです。
でも実際には、中3の後半で習う”相似” ”中点連結法” ”三平方の定理”を使わないと解けない問題が多くて無理でした。
これ、まだ習ってないよ?
しかたないので計画を修正して、2学期~冬休み以降に取り組むことにしました。
第2章 空間図形
第1章の平面図形と同じく、こちらも”三平方の定理”や”相似”が必要な問題が多いです。
展開図・見取図・投影図は、中3であれば解けますが、問題数19問と決して多くはないです。
第3章 図形の融合問題
今までに習った知識を総動員するような問題が27問。
少ないように見えますが、問題文も長く、しっかり考えないと解けない問題ばかりです。
第4章 思考力活用編
融合問題をさらに発展させて、身近なものと絡めた問題が6問、掲載されています。
ちょこは図形が苦手なので。
この『全国高校入試問題正解 分野別過去問 数学(図形)』は早めに取りかかりたかったのですが・・・。
”三平方の定理”まで習わないと解けない問題が多すぎました。
本格的に取りかかったのは、中3の期末テスト後からでした。
だってわかんないし!
元々「わからない問題に自力で取り組む」習慣のなかった長女ちょこ。
さらに中3になってから習う分野に重要な単元が多く。
この『図形』が一番、計画にズレが生じました。
それでも抑えておきたい重要な問題が数多く掲載されているので、何とか入試当日までには仕上げておきたいものです。
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英語(長文読解・英作文・リスニング)
『全国高校入試問題正解 分野別過去問(2024年受験用)英語』の目次です。
- 第1章 知識問題
a.文中空欄の補充・選択
b.そのほかの問題 - 第2章 長文読解問題
a.スピーチ・発表原稿
b.Eメール・手紙文
c.グラフ・資料
d.会話文
e.説明文 - 第3章 英作文問題
a.和文英訳
b.英作文
c.英作文(資料付き)
d.整序英作文 - 第4章 リスニング問題
a.5W1Hについて問われる問題
b.図表・グラフを用いた問題
c.日本語で解答する問題
d.英作文をともなう問題
e.そのほかの問題
第1章 知識問題
文中の空欄を埋める問題が、大問67問分掲載されています。
かんたんな短めの文章から、長文までさまざま。
第2章 長文読解問題
内容別に分けられた問題文は、大問100問分あり
いずれもそれなりに文章量があります。
すっごい長文の問題あった!
大阪C問題や東京都立高校の入試問題(英語読解)は、文章がかなり長めです。
志望校の英語長文読解は、ここまでの長さではないので。
余力があれば、取り組めたらいいなぁ・・・くらいの予定にしています。
解答・解説に全文訳はありませんが、内容を要約したものが載っています。
第3章 英作文問題
あらかじめ指定された内容や、自分で考えた内容を答える英作文問題が載っています。
解答・解説には、解答例だけでなく、別解や解き方が載っています。
第4章 リスニング問題
リスニング問題が大問78問分、掲載されています。
すべて音源が用意されていて、スマホなどから聴くことができます。
志望校過去問には、音源は市販されていませんので。
とても助かります。
英語はこのリスニング音源が目的で買ったようなものです。
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理科(化学・物理・生物・地学)
『全国高校入試問題正解 分野別過去問(2024年受験用)理科』の目次です。
- 化学編
第1章 物質とその性質
第2章 物質のつくりと化学変化
第3章 化学変化とイオン
第4章 化学領域の思考力活用問題 - 物理編
第5章 身のまわりの現象
第6章 電流とそのはたらき
第7章 運動とエネルギー
第8章 物理領域の思考力活用問題 - 生物編
第9章 生物の特徴と分類
第10章 生物の生きるしくみ
第11章 生命の連続性
第12章 自然と人間
第13章 生物領域の思考力活用問題 - 地学編
第14章 大地の変化
第15章 天気とその変化
第16章 地球と宇宙
第17章 地学領域の思考力活用問題 - 全領域の思考力活用問題
理科はきっちり単元別に分かれてますので、早めに取り組むことができます。
学校から配られた”厚物”(受験用教材)で、1・2年に習った分野を復習してましたが。
それでも、入試問題には苦戦しているようです。
定期テストや実力テストよりも問題文が長く、しかも字が小さいので。
「解くこと」そのものに、拒否反応を示していたときもありました。
苦手が少なくなり慣れてきた今では、何とか取り組めているようですが。
理科の解答も、図入りの【解き方】が載っています。
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社会(地理・歴史・公民)
『全国高校入試問題正解 分野別過去問(2024年受験用)社会』の目次です。
- 地理編
第1編 世界の様々な地域
ー第1章 世界のすがた
ー第2章 世界各地の人々の生活と環境
ー第3章 世界の諸地域
ー第3章の総合問題
第2編 日本の様々な地域
ー第1章 日本のすがた
ー第2章 日本の地域的特色
ー第3章 日本の諸地域
ー第4章 身近な地域の調査
ー第5章 地域のあり方 - 歴史編
第1章 時代に分けた問題
第2章 内容で分けた問題
第3章 出題の形式で分けた問題 - 公民編
第1章 現代社会と私たち
第2章 個人の尊重と日本国憲法
第3章 現代の民主政治と社会
第4章 私たちのくらしと経済
第5章 地域社会と私たち - 総合問題
社会は中2で地理と歴史が大体終わりますので。
(通っている中学校は、やや進度が遅いですが)
理科と同じく、早めに進めることができました。
地理と公民は、ほぼ教科書の単元通りですが、歴史は時代・内容・形式に分けて掲載されています。
また、全分野の内容を含み身近な話題を扱った総合問題も、19問掲載されています。
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『全国高校入試問題正解 分野別過去問』取り組み例
どのように『全国高校入試問題正解 分野別過去問』に取り組んでいたか。
実際の例を挙げて紹介します。
時期別の取り組み(実際例)
中3 1学期
7月初めの期末テスト直後から、すでに学習が終わっている地理と問題数の多い化学を中心に、数学の「数と式」や漢字なども解き始めました。
中3 夏休み
夏休みからは、国語・数学・理科・社会を進めていきました。
数学は1次関数まで。
図形分野の方は、多角形や展開図の部分を。
社会は地理分野を大体終わらせることができました。
理科は化学分野を全部終わらせるつもりだったんですが。
解いてて、あまりにも間違いが多かったため、いったん中断。
もっと根本から”解き方”を理解する必要を感じたので、別の教材に取りかかることにしました。
理科の実力アップのために取り入れた教材
『高校入試 解き方が身につく問題集 理科』
理科の中でも、計算を使う分野が主体になってます。
この『解き方が身につく』のおかげで、模試や実力テストで理科の点数がアップしました。
テスト対策にもなりました。
中3 2学期
2学期に入ってからは、平日は学校のワーク類を中心にしていました。
(卒部前の行事や体育祭・文化祭の準備もあって、毎日疲れて帰ってきてたので)
『全国高校入試問題正解』を含めた受験勉強は、週末だけに。
テスト2週間前からは、テスト勉強のみに集中。
期末テストが終わってから、本格的に5教科すべて解き始めました。
中3 冬休み
学校から配られた受験用総復習教材(『新研究』や『整理と対策』)が、冬休みの課題として出されていたので。
そちらをこなしつつも、毎日『全国高校入試問題正解』にも取り組んでいます。
できれば冬休みが終わるまでには、1週目を解いてほしかったんですが・・・
英語など一部の教科は難しそうです。
英語の長文読解の解き方に、少し不安要素があったので。
先に理科で効果のあった『解き方が身につく』シリーズの英語も解くことにしました。
これから、社会。
『全国高校入試問題正解』を解いていて気がついたんですが。
得意なはずの歴史でも、年代別の並び替え問題が苦手なようです。
解答の【解き方】だけだと、全体的な歴史の流れはつかめないので。
年表にしてまとめることも考えたんですが。
『解き方が身につく』シリーズの社会に載ってた年表が良さそうだったので、こちらを使うことにしました。
中3 3学期
年が明けてからは、本格的に志望校の過去問に取りかかっています。
『全国高校入試問題正解』も終わりが近くなり。
少しずつ2周目を開始する予定。
2周目からは、間違えた問題だけを解くことにしています。
解ける問題・解けない問題
『全国高校入試問題正解 分野別過去問』は5教科6冊用意しましたが、ノートは1冊だけにしました。
日付・教科・ページ・問題番号を書いて、どこまで終わったかわかるようにしています。
丸つけが終わったら、解けた問題に ・間違った問題に・自分で「わからない」と思った問題にをつけました。
そして間違った問題・わからない問題があるページには、後でわかるようにふせんをつけてます。
すっごいまちがえてない?
1ページの問題数が多いからだよ!
まちがえた数自体は多くないよ?
このふせんつけは、ほかの問題集でもやっていて。
ふせんが取れるまで、くり返し問題を解いてます。
(学校のワークは提出物なので、できませんが)
1周目にまちがえた問題があるページはピンク(イエロー)のふせん、2周目もまちがえたときはブルーのふせんをつけてます。
『解き方が身につく』シリーズや『かずお式中学数学ノート』のように直接書き込む式の問題集には、間違った答えの上に紙を貼って、もう一度解けるようにしています。
計画表で確認
ただやみくもに解きまくるだけだと、いつ終わるか見通しが立たない。
だから、入試本番までの計画を立てました。
ただ、学校のワークや家にある問題集・過去問など、取り組む課題が増えてきましたので。
今まで使っていた計画表だと、課題枠が足りない。
なので項目の多い計画表を、新しく作りました。
1日分ってすぐわかる方がいい!
とのことだったので。
A4サイズ縦長にして、1週間分を1枚に。
ひと月分まとめて印刷してます。
どのくらい残ってるか、わかりやすいね♪
好評だったこの計画表を、無料で配布しています。
(項目部分は空欄になってます)
計画表をPDF形式で開きます
記事内で紹介している計画表は、個人で使用する場合に限り複製を認めます。
無断での商用利用・転載は固くお断りいたします。
よかったら使ってみてください。
『全国高校入試問題正解 分野別過去問』の問題点
『全国高校入試問題正解 分野別過去問』だけではなく、『全国高校入試問題正解』も当てはまりますが
解説が不親切
だと言われています。
とくに数学。
解答冊子を見ると、図を使った【解き方】もしっかり載っています。
ただ、スペース上しかたないのかもしれませんが
「ここはどうしてこの数字になるの??」
って言いたくなる、間を飛ばした解説も多いです。
例
【問題】
四角形ABCDは長方形である。E,Fはそれぞれ辺BC,DC上の点で,
EC=2BE,FC=3DFである。
また,Gは線分AEとFBとの交点である。
AB=4cm,AD=6cmのとき,次の①②の問いに答えなさい。①線分AGの長さは線分GEの長さの何倍か,求めなさい。
【解答】
①4倍【解き方】
『2024年受験用 全国高校入試問題正解 分野別過去問 数学(図形)』より抜粋
①直線ADと直線BFの交点をHとすると,△AGH∽△EGBより,
AG:GE=AH:BE=(6+2):2=4:1
これは『全国高校入試問題正解 分野別過去問 数学(図形)』に掲載されている問題のひとつです。
(実際の問題には、図も入ってます)
解説を読んでもわかんないよー!
めずらしく、ちょこが泣きついてきたので。
「どれどれ~?」と見てみたら。
【解き方】の「AG:GE=AH:BE=(6+2):2=4:1」の部分。
この2って、どこから出てきたの??
AD=6cmだから,DH=2cm。
でもどうしてDH=2cmになるのか?
なんとなく、わかりそうでわからない。
だからわかるように説明できない。
解説冊子片手に、しばらく悩みました。。
で、要点のみを分解して方眼紙に図を描いてみて。
ようやく納得。
図形の問題ですが、やや関数的?な発想が必要だったという。
ちょこに説明するために、より細かく解説したノートを作りました
このように、【解き方】を見ても、ぱっとわからないものがあります。
おそらく数学が得意な子だと、この解説で充分なのかもしれません。
ただし、長女ちょこのように数学の中でも特に図形分野が苦手な子だと、この解説を読んだだけでは理解しきれないようです。
それから国語。
わたしは国語に関しては、しっかりと解説してくれていると感じました。
(模試の解答解説に似ていました)
えーそっかなぁ?
あまりくわしくないんだけど?
どうやら、長女ちょこの意見は違うみたい。
「解答のしかたのアドバイスがほしい」とのこと。
志望校の過去問解説のアドバイスの方が良かった!
人によって、かなり感じ方が違うのね。
まとめ
自分の住んでいる都道府県や志望校の過去問演習だけだと、出題傾向が変わったときに対応しきれません。
だから受験用問題集として『全国高校入試問題正解』を選びました。
そして『全国高校入試問題正解 分野別過去問』ならば、苦手分野が細かくわかります。
『全国高校入試問題正解』取り組みサイクル
- 『全国高校入試問題正解』を解く
- 丸つけのときに、問題に印をつける
- 解答・解説を見ながら、解き直しする
- わからない部分は、教科書や参考書・問題集で確認
- 間違った問題だけ、できるまで解き直し
解けなかった問題が解けるようになったときに、学力って上がります。
入試問題は、今まで習った知識を総動員して解くもの。
どの知識を使うかは、過去問を数多くこなして身につけるのが、一番の早道。
実際の入試問題が数多く掲載されている『全国高校入試問題正解』は、受験勉強用として最適の問題集です。
ちょこの場合は、『全国高校入試問題正解』で解いてわからなかった分野は、『解き方が身につく』シリーズや『かずお式中学数学ノート』などで確認して、解き直してます。
それでも、自力で解けない問題があったら。
自分の力だけで解こうとしないで、周りの大人(学校や塾の先生含む)を頼った方がいいです。
『全国高校入試問題正解』には、さまざまな偏差値の高校の入試問題が掲載されてるので。
もしかしたら、その解けない問題は、自分の志望校のランクに合ってないかもしれないですし。
受験勉強で『全国高校入試問題正解』を解くのは、今の自分の力で解ける問題・解けない問題を仕分けするのが目的です。
そして受験勉強は、ゴールが決まっていて。
時間との勝負でもある。
解けない問題に、いつまでも時間をかけない。
わからない問題は、解答・解説を見て解き直し&教科書や参考書・問題集などで復習。
それでもわからなければ、周りを頼る。
なるべく多くの入試問題を解き、「できる」問題を増やすことが、合格への早道になります。
『全国高校入試問題正解』を使いこなして、合格に必要な学力をつけましょうね!
『全国高校入試問題正解 分野別過去問』は、こちらから買えます。
『全国高校入試問題正解』は、こちらから買えます。
『高校入試「解き方」が身につく問題集』は、こちらから買えます。
今回紹介した計画表を配布しています。よかったら使ってみてください。
このブログでは、小中学生向けの勉強法や教材、時短レシピなどを紹介しています。
よかったら読んでみてくださいね。
記事を内容別にまとめてます
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